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能登と虹と一人旅と
 一週間前からの天気の予報が芳しくなく、そして当日になってもその予報通りに北陸路は雨模様。和倉温泉駅から和倉温泉総湯前でバスを降りた時は横殴りの雨となっていた。荒れ模様の天気だったが時おり気まぐれに青空が覗く。総湯に入り露天風呂に入ろうとしたところで陽が差した。その後和倉温泉街を散策する。ここでレンタカーを借りていよいよ能登島、穴水を通って奥能登への一人旅である。その時能登島の方角に虹が出た。旅のスタートを歓迎しているようだ。



 穴水を経由して紅葉美しい珠洲道路(のとスターライン)を一路珠洲市飯田へ。晩秋の雨空はあっと言う間に辺りを暗くしてゆく。大きな杉林の集落を通り抜け川を渡って少し行くと暖かな灯りが見えた。今夜の宿「まつだ荘」だ。美味しいお料理と細やかな心遣いを頂いて、また近くの「あみだ湯」では湯船で地元の人からキリコの話を教えてもらって、晩秋でも能登は暖かい。翌日宿を出ると一瞬晴れ間が広がった。禄剛埼灯台を目指すため角を曲がったら目の前に大きな虹が現れた。走っていけばすぐ届きそうなところから完全なブリッジとなっている。生まれて初めて見た完全な虹の架け橋だ。その自然の大きさといたずら心にしばし立ち尽くした。今日も私の一人旅に虹は付き合ってくれるようだ。



 再び振り出した雨の中、海岸線を走る。狼煙の道の駅に到着すると駐車場には他の車はなく、雨の中、このまま禄剛埼の灯台まで登って行くのは私一人のようだ。山道を登り、いくらかすると視界が開け大きな灰色の日本海が見えた。時折吹く強い風と横殴りの雨が一人でいることの心細さを大きくする。車で来た方向の半島を見ると空が少し明るくなったようだ。そして北の水平線を見ようと日本海を見たとき灰色の中から一筋の鮮やかな虹が立った。まるで私の心細さを察して話し相手にでもなろうとしたのか、それとも能登の最北端まで来た私への感謝の印なのか。



 狼煙を出て再び海岸沿いに輪島方面へ向かう。右手に海を見ながら奥能登絶景海道の絶景に息を呑み何度も車を停めながらのドライブである。そしてその時、また虹がフロントガラスの先にいたずら顔を出し始めた。ゴジラ岩を過ぎてちらっと見えたその姿は少し大きくなったようである。少しすると波の花も私と虹の間を舞い始める。そして車を停めて降り立った目の前には晩秋の日本海に架かる大輪の虹が私を見おろしていた。



 この大輪はしばしの間、私との奥能登の海岸沿いのドライブに付き合ってくれた。そして旅の安全を見届けたかのように名舟港の鳥居の向こうに静かに姿を消していった。



 その後輪島、穴水を経由し能登有料道路を金沢に向かって私の能登一人旅は終わった。能登の人達との暖かいふれあいと、濃密な虹とのかけあいと、一人旅ではなかったようなさいわいとともに。(了) 

旅行期間:平成23年11月24日~25日


                                           千葉県 沢田様


【事務局評】
沢田様の一人旅にお供した能登の虹にこっ旅先での天候も思い出の一つになりますねにぱっ石川県では雨雨の日が多かったり、これから冬雪には雷が多くなります。「弁当忘れても傘忘れるな」という言葉もよく耳にしますし、雨が降ったり曇りのち雨晴れたり晴れのち曇りと天気はコロコロと変わりますにこっそのためでしょうか、ふと見上げた雨上がりの空には虹が出ていたりしますにぱっ日頃なかなか出合えない虹を見つけられると何だか嬉しい気持ちになりますね音符運が良ければ飛行機で虹の輪をくぐることもできるでしょうかloveまたぜひ、別の季節にも能登を訪れてみてくださいねにかっ


| 能登物語〔風景〕 | 10:45 AM | comments (0) | trackback (0) |
能登有情
 能登の旅はいつも心そそられる。もう一度ゆっくり行きたいと思うのは、恋路海岸を別にすれば九十九湾・小木あたりであろうか。できれば宇出津あたりからゆっくり回りたい。海洋漁業科学館(※事務局注:うみとさかなの科学館)もいい。海岸なり山道を走ってきたところでいきなり都会(宇出津)が現れる。少なからず見ごたえのある科学館である。
 ここで一休みしたい、給油するのもいい。また昼食をとったり、コンビニエンス・ストアで何か買物をしてもいい。それから遠島山公園に行こう。名前がまたいい。ここからの眺めがまた格別である。

 その後、千畳敷きを眺めながらいよいよ九十九湾・小木である。ここではやはり遊覧船に乗り、じっくりと遊びたい。遊覧船乗り場はまだ鉄道が通っていた頃の小木駅の前にある。一寸した広場になっていて休憩するにも食事をするにも写真を撮るにも絶好の広場である。
 以前道に迷ったことがあるが何度もこの広場に戻ってきたのを覚えている。私はここで2度遊覧船に乗ったが、どちらも海の碧さがきわだっていた。プランクトンが多いのだろうか濃いエメラルド色をした海水が間近に見える。
 何故か水と戯れるという感じがそのままで、この遊覧をしていて遠く離れた人を思い浮かべてもまた一考である。私はどうしてか2度とも人恋しくなった。各入り江を巡り、島を眺めることが情を醸し出すのであろうか?遠く離れた人に何か手紙を書きたくなる。

 曲水の宴とまでは行かなくとも、波静かなこの九十九の入り江は、真水のような感触にひかれ、川遊びと錯覚しそうである。
この辺は宿泊施設が充実しているから遊びほうけて時間を超過してしまったらどこかこの辺に泊ろう。なんのことはない私は二度ともここに泊ったのだが、朝の空気がまた格別である。

 

 1度目の宿泊の朝、目の前に広がる入り江。濃いエメラルド色の水が何か川遊びと間違えて飛び出しそうな気分にしてくれる。親戚と私の家族とで来たもので、遅く起きた私が2階から外を眺めたころには、もう子供2人が下の玄関先で遊んでいた。
海との境には1m位の堤防があって、その先は玉砂利が波を受けていた。堤防と厳寒の間には3m位の幅のコンクリートの道があり、子供はそこで遊んでいた。なんと子供はこんなところでも遊ぶのか、子供は遊び場を見つけるのが早い。・・・暫く眺めていて素朴で家族的な雰囲気に充分浸かっていた。

 

 能登がそうさせるのか、なんて自然で自由なんだろうと思った。朝食をとってから出発して向こう岸の方へ行ったが、ここは立派なホテルが連なっていた。今度はこちらのほうへ泊まろう。

 次に行く赤崎の旅恋橋、恋路海岸見附島禄剛埼と続くこれからのとは、まだまだあり、まだ始まりなのだ、という所がまたまたいい。

 




                                            福井県 高橋様


【事務局評】
「子供は遊び場を見つけるのが早い。」本当にそうですね。どんな場所も遊び場になってしまいますよねにこっ時間も忘れて遊んでいる子供たちの姿が目に浮かぶようですにぱっ新聞に掲載された高橋様の思い出の旅行記。そして、今回お寄せいただいた、ご家族で旅行された思い出の旅行記。どちらも素敵な思い出がたくさん詰まっているのですねにこっどうぞ大切になさってくださいね。タイムスリップしたかと思うような景色、日本の原風景が色濃く残る能登。ぜひまた、能登を訪れて、たくさんの思い出をつくってくださいね。





| 能登物語〔家族〕 | 10:41 AM | comments (0) | trackback (0) |
初めての能登
 いつでも能登は元気をくれる。
 能登との出会いは3歳の夏、両親に連れて行ってもらったキャンプ場。4歳の夏、5歳の夏、6歳の夏と毎年、夏になると決まって能登へ出かけるのが我が家の夏休みだった。
 親父が運転する車の助手席を陣取り、夜中に向かう能登までの道のり。眠たい目をこすりながら1年1回の道のりを楽しんだ。そして、母親が作ってくれる弁当を朝焼けの中、外で食べる。この決まった夏の行事がたまらなく大好きだった。

 親に色々と迷惑をかけ始めた時期の中学、高校になっても能登には一緒に行った。社会人になり、能登とは距離が出来てしまうのではないかと思い、高校3年の夏には自転車にキャンプ道具を積んで、1週間かけて珠洲市まで行ったこともあった。
そして社会に出て、疲れたとき元気がなくなった時に思い出すのが能登だった。なぜか、家族との思い出のキャンプ場へ行くと、いつも元気がもらえて色々なことを頑張れた。

 嫁さんとの初のデートも石川県の千里浜と能登島。能登島の人の温かさにあまえて、2ヶ月から3ヶ月に1回出かける様になった。この頃には嫁さんのおなかの中に新しい家族が増えていた。赤ちゃんが生まれる1ヶ月前まで能登には行った。
 そして、出産。息子も7ヶ月となり、来月3人で能登に行ってきます。家族3人揃って元気をもらってきます。

 そして、いつか俺が幼いときに感じた事を息子にも感じてほしいと思う。


                                           岐阜県 田口様


【事務局評】
心がホッコリとあたたかくなりましたぽわわ田口様の7ヶ月の息子さん、まだ幼かった3歳の田口様よりも早く能登と出会うのですねにこっ息子さんも能登を気に入ってくれるといいですねにぱっ息子さんが大きくなられたら、奥様との初デートは能登だったんだよってお話しをされるのでしょうかぽっ田口様ご家族と「能登」との素敵な繋がりをこれからもずっと大切にしてくださいねハートまたぜひ、ご家族そろって能登を訪れて、たくさんの思い出をつくっていってくださいねにかっ


| 能登物語〔家族〕 | 08:30 AM | comments (1) | trackback (0) |
能登の優しい人々とのふれあい
この夏 能登を一人旅してきました。
能登空港を下りると「ふるさとタクシー」が出迎えてくれました。
タクシーの運転手さんも親切に車窓から観光案内してくれて、同乗のお客さんとも話がはずみます。

また、その日は珠洲トライアスロン開催日でした。自転車の参加者はもちろんのこと、地元の老若男女のボランティアの方々が笑顔で水分補給所など、沢山の応援をしている光景を目の当たりにして感心しました。

その後、垂水の滝で下車~接吻トンネルと素敵な海岸線~千体地蔵~曽々木海岸窓岩へとウオーキング。とても素晴らしい海岸線です!
夕方にはお宿おすすめの日本一の夕陽のキラキラの輝きを観ながら、素晴らしい光景に出会えた感謝と3月11日の東日本大震災の地にも、この光景の様な穏やかな風景が早く戻ることを祈りました。

お宿で頂いたご飯は全て地元産(お醤油まで)と聞き、なんと奥深いと大感激!!「世界農業遺産」も納得です。お魚・お肉・お野菜など豊富な能登の産物が沢山並ぶ輪島の朝市もうなずけます。
輪島の町で出会ったリヤカーのお母さんと、そこで買っている町の人々に混じって買い求めた品々も楽しい思い出です。

実は一人旅に付き物の失敗談も・・能登の温かい優しい人々に助けられて、お陰で無事、楽しい旅となりました。
次回はその時のお礼を伝えに又、能登を訪れたいと思います。


                                           神奈川県 エミちゃん様


【事務局評】
羽田から能登まで飛行機で60分オッケー能登空港に降り立ち、ふるさとタクシーをご利用されたのですねにこっありがとうございます。実は、一人旅ブームなのでしょうか?一人旅に出てみたくなってきますにぱっエミちゃん様は、かなり長い距離をウォーキングされたのではないでしょうか。特に千体地蔵のある場所は、かなりの斜面だと聞いた事があります。凄いですぎょ能登は東京都と同じくらいの面積で広いためか、車車ダッシュでドライブされる方が多いのですが、観光地をウォーキングするのは、心にも体にもよく、キレイになれそうですね音符能登の地元の方とふれあいに、世界農業遺産に認定された「能登の里山里海」をめぐりに、またぜひ、能登へお越しくださいねにぱっ


| 能登物語〔人生〕 | 08:30 AM | comments (0) | trackback (0) |
ふるさと
 61歳、男性、2年ぶりの一人旅に選んだのは、30年くらい前に行った能登でした。8月12日、大阪から輪島、七尾、金沢を回る3泊4日の一人旅に車でスタート。ガイドブックやネットであれこれ調べ、「のとねっと」に出合い資料を送ってもらい、ドライブプランを参考に、あれや、これや、能登旅を思い浮かべていました。3月には宿も取り、旅行前にはポータブルナビも買ったのです。
 一人旅、友人らは「絶対行かない」と言うし、8歳の孫も「淋しくないの」と不思議がるけど、一人旅だからこそ人を求め、出会いを求めるのです。今回も沢山の人に声を掛け、写真を撮ってもらいました。
ナビも使い慣れなかったのか、肝心な時に役に立たなく結局、人に尋ね回っていたのです。でも、それが良かったのです。出会いは突然です。間違えた道も、いつの日か役に立ちます。
 輪島近くのディープなコースを選んだものの、道に迷い、選んだ事を少し後悔していたものの、ようやく鴨の浦(※事務局注:鴨ヶ浦)に着き、お勧めどおりの素晴らしい景色に出会え、感動しました。

 そして、もう一つの出会いがありました。
ビデオ片手に散策を始めると、海を眺めている青年がいた。「きれいだね」と声を掛けると、「きれいですね」と応えてくれた。彼も私と同じ、海が好きなんだと感じた。「写真、撮って」と頼むと、彼が自分のブログに載せたいので、私の写真を「撮らせて」と言った。そこで、私のギターのバンドのホームページがあるので検索してねという事になり、お互いの連絡先をメモしたのです。地元の青年かと思いきや、埼玉から朝、思いつきで来たと言うのです。つまり、半年前から計画していた私と今日の朝、思いつきで来た青年が鴨の浦で、出会ったのです。

 翌朝、積んでいた自転車で朝の鴨の裏を回った。宿が決まっていないと言っていた彼に電話を入れると、彼も朝、行ってきたと言った。やはり、彼も海好きだったのです。この出会いを大事にしようね、お互い気をつけて、と言って電話を切った。
 旅から帰り、彼に写真を送った。「こちらも送るね」と電話が入った。

 見所満載の能登、また一つ、私の「ふるさと」ができました。あれだけ海を見たのに、もう海が見たくなっています。


                                            大阪府 中林様


【事務局評】
そういえば、「一人旅」はしたことがないかもしれません。中林様のご友人、お孫さんが不思議がったのも分かる気がします。それにしても、「一人旅」、何だかワクワクする魅力的な言葉ですねにぱっ一人旅ならではの魅力がいっぱいあるのでしょうねにぱっ半年前から計画していた中林様と当日朝に思いつきで旅行にきた青年が旅先で出会う。不思議な御縁を感じますにこっお互いに写真を送ったり連絡を取り合ったり、能登での素敵な出会いをどうぞ大切になさってくださいね。そして、またぜひ、中林様のふるさと「能登」へお越しくださいねにかっ



| 能登物語〔人生〕 | 03:12 PM | comments (0) | trackback (0) |