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2006年の旅行記
2006年12月26日
今から約6年ほど前の話です。
当時とても旅好きな男性とお付き合いをしていました。同じく旅行が大好きな私と一緒に、北は北海道から南は沖縄まで休みがあれば本当に色々なところへ様々な季節を通して旅行をしました。
その彼と、冬の能登半島に一泊二日の旅行をした時のことです。私も彼も初めての能登旅行だったのですが、能登と言えば輪島の「朝市」に行ってみたい!ということで、宿泊した旅館の近くから「あさいち号」に乗って朝市へと出かけました。
にぎやかで活気がある市場の通りをお土産に海産物などを買いつつ楽しみながら歩いていたところ、出店のおじさんから「奥さん!塗りのお箸を旦那さんとお揃いでどう?」と声をかけられ、夫婦ではなかった私達はテレながらも否定することなく、いつか本当に夫婦になれる日が来ると良いな・・と思いながらお揃いでお箸を買ったものでした。
結局その願いは叶うことはなく、別の男性と結婚しましたが、今でも「能登」という地名を耳にするたびに彼との朝市散歩を懐かしく思い出します。
東京都杉並区 ペンネーム:フジコ
【事務局評】
人には一人一人、心がうずくような思い出があると思います。
それは、迷いながらも懸命に生きている証なんだろうと思いますね