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能登の秋色見つけた in 春蘭の里 〜実りの秋をむかえた能登にはおもてなしがいっぱい〜




 秋の気配も日ごと濃くなり、穏やかな好季節となってきました。
 皆さまお変わりございませんか(^o^)
 今回は、「春蘭の里」で能登の秋を探索してきました。
 秋といえば、みなさんは何を連想されますか?
 読書にスポーツ、食欲・・!!私は“旅行の秋”です!(^^)!
 では。メルマガ「春蘭の里」レポートの始まりはじまり〜・・〜
 
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春蘭の里 風景


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春の山菜採りの様子


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採れたてのキノコ


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輪島塗の器に盛られた夕食の膳


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5か国語標記の看板


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稲刈り・ハザ掛け体験



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多田さんの指導の下、マキ割り体験


【実りの秋の“おもてなし”】
 ここ「春蘭の里」は、能登半島の山間に広がる豊かな里山です。里山の恵みを受けた暮らしと、人が手を入れることで保たれた里山の豊かさがあり、人と自然が上手に調和し、共存共栄している場所です。
 平成23年6月には、「能登の里山里海」が国連食糧農業機構(FAO)の「世界農業遺産(GIAHS)」に日本で初めて登録されました。
 春蘭の里は、それ以前から「能登の里山を象徴する農村景観を有している」と評価され、世界の注目を集めていました。それが世界各地の草の根事業を公募し、表彰する英BBC放送の「ワールドチャレンジ2011」です。なんと最終候補12組に選ばれ、以降、地元はおおいに活気づいています。

 今回、農家民宿「春蘭の宿」ご主人の多田さんと奥様にお話を聞きました。多田さんは、平成8年に春蘭の里実行委員会」を立ち上げ、平成9年に自宅を改装して農家民宿を開業するなど、春蘭の里の呼びかけ人です。

●管理人W どうして春蘭の里と名付けたんですか。
●多田さん 開発が進む奥能登の山の中で生き残る素朴な「春蘭」の花が、「きれいさ」「粘り強さ」など、地域の魅力を象徴すると考えたからです。

●管理人W どんなところが地域の魅力だとお考えですか。
●多田さん やはり、山菜やキノコ採りが楽しめる山々や集落を流れる美しい川でしょうか。それから、白い壁と黒瓦の大きな古民家など、都会的なものが一つもないところだと思います。
●奥様 ありのままのもてなしだと思います。地元の食材を使い、昔ながらの料理を出してますが、都会の方々に好評なんですよ。

【秋色いっぱい採れたての味】
 本日の夕食メニューは、栗ごはんに管理人Wにとって初めてのキノコのお刺身。食前酒に夏ハゼの実の焼酎が付きます。

 春蘭の里の料理にはルールがあります。それは化学調味料を一切使わないこと。この煮物もお出汁と醤油、それからいいお酒で味付けしたと奥様からご説明いただきました。煮物も天ぷらも採れたてのきのこや山菜がいっぱいです。いしり煮もヤマメの塩焼き絶品、デザートの春蘭ゼリーもGOOD!!です。

 ルールは他にもあります。一の膳に二の膳、器もとっても立派な輪島塗(@_@;)。ご膳も器も必ず輪島塗なんです。ちなみに、この輪島塗たちは、祝い事など特別な日用で、日常的に使うものではないそうです。

【国際色豊かな能登の田舎】
●管理人W こちらへ来る途中、日本語、英語、中国語、台湾語、韓国語の5ヶ国語の看板を見ました。どんな方が、どんな目的でいらっしゃるのですか。
●多田さん 日本各地から日帰りのお客さんも含めて年8,000人の方々に来ていただいてます。春蘭の里にある47軒の農家民宿で、ある日は大阪から200人規模の修学旅行を受け入れたり、別の日には、中国から観光客を受け入れたりしています。
 中国、台湾、そして日本の教育旅行や修学旅行を受け入れるということで、私たちの地域では、元気な高齢者が賑わいを見つけ、魅力を感じています。元気な高齢者こそが、地域の資源だと思っています。
また、当たり前の何もない能登の原風景を再認識することで、自然や人と人との触れ合いを楽しんでいただけているのだと思います。

●管理人W 生徒さんたちは修学旅行でどんな体験をされるんですか。
●多田さん 稲刈りやマキ割りなど、四季折々の体験メニューがあります。都会の子供たちも十分楽しんでくれますし、人気なんですよ。

●管理人W 今後についてどんな目標をお持ちですか。
●多田さん 多くの若者が帰って来ることができる地域の下地作りを考えています。そして、「能登の里山」の風景をしっかり後世に残していきたいと思っています。

 いかがでしたでしょうか。「春蘭の里」の魅力は感じていただけましたでしょうか。一人でも多くの方にその魅力に直に触れていただけたら、嬉しく思います。今週末は、秋色を探しに「能登の里山」へ出かけてください。

【多田さんがお客様からいただいた言葉(抜粋)】
・「おもてなし」ということを久しぶりに感じたサービスでした。派手な味ではありませんが、山と川の珍味のご馳走、堪能しました。とても美味しかったです。都会で味わうことの出来ない山村とその家族の雰囲気、間違いなく思い出の一コマとなりました。ありがとうございました。
 ・「田舎の家にお客様として招かれている感じでした」。家族4人で泊まりました。オリジナリティーとコスパの高さは明らかに抜きんでていて、今回の旅行のメインイベントになりました。特に囲炉裏端での食事は素晴らしく、4歳の娘に「おさかなおさかな」とヤマメの串焼きをほとんど食べられてしまいました。またうかがいます。

 春蘭の里・農家民宿のご予約は
  奥能登「春蘭の里実行委員会」事務局 
   Tel 0768-76-0021  Fax 0768-76-1214
   http://shunran.info/    E-mail shunran@shunran.info
 
 




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