
「オータム in 能登」と名付けた“大傑作”です

今回使った経糸は幅約20センチですが、織るものによって長さを変えます

実際に織子さんが作業されている工房。プロの指導を受けながら体験ができます

風景を布地の模様で表現した能州紬。こちらは能登の海を描いたものです
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漆器や焼き物、織物などの工芸が盛んな能登には、県外から修業に来る人もいるほど。
そこで今回は、独特の風合いが人気の「能州紬」を手がける門前町の絲藝苑(しげいえん)の門をたたき、機(はた)織りの初歩である布作りに、いざ挑戦!
工房に入ると、スタッフは全員女性で、何と男性は僕だけ。「紅一点」ならぬ「黒一点」状態に、うれしいやら悲しいやら/(^_^;)。
指導してくださる杉由香里さんのアドバイスを受けて、まずは使う糸選びから。海草で染めた美しい絹糸は数十色もあり、迷うことしばし。
しかし、「能登の豊かな自然の緑色をベースに、澄んだ空の水色、夕日のような燃える赤色、実りの秋をイメージさせる黄色を少しずつ入れて、
しま模様にしよう」。う〜ん、すばらしい!気分はもうすっかり芸術家です。この糸を経糸(たていと)に織り込み、長さ1尺(約33センチ)の布(テーブルクロス)
ができあがるというわけ。
杉さんから機織りの説明を一通り受けて、さあ、機織りに挑戦! だが、「説明してもらったから何とかなるだろう」との甘い期待は、開始早々、
裏切られる羽目に。機に張った経糸に、杼(ひ)と呼ぶ糸付きの用具を左右から通しながら織っていく昔ながらの機は、度々、立ち往生する始末で、
冷や汗がだらだらと背中を流れ落ちていきました(-_-;)
失敗の連続にも、杉さんは笑顔で「ちょっとくらいなら目立たないですし、そんなに焦らなくてもいいですよ」と優しくフォローしてくれます。
あ〜、ありがたい。とはいえ、作業開始から30分がたったのに、まだ布になったのはたった5センチ(ToT)!
思った以上に大変な作業に、工房の皆さんの苦労がしのばれました。
「ギッコン、バッタン」。こんな出来の悪い素人でも、だんだんとリズミカルな音が出るようになり、ひたすら繰り返すこと2時間。
ようやく1尺の長さまで織れました! 杉さんにほつれないようにしていただき、ついに完成です\(^O^)/
「お〜、われながら見事な出来ばえ!」。
周りの皆さんからは「うわー、派手!」と驚かれましたが、僕なりの能登のイメージを織り込んだ“傑作”に、もう大満足!「オータム
in 能登」と名づけた思い出のテーブルクロスは今、僕の部屋で一番のお気に入りの品です。 杉さん、そして工房の皆さん、ありがとうございました! 絲藝苑
[住 所] 石川県鳳至郡門前町千代32-16
[電 話] 0768-43-1524
[営業時間] 9:00〜17:00
[定休日] 無休
[体験料] ◎機使用料1,050円◎指導料1,575円◎糸代1尺3,150円(要予約)
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