
こういった風に坐禅を組みます。フラフラしていると、警策(けいさく)という木の棒で叩かれます

横25センチメートル、厚さ15センチメートルほどの「坐蒲」。コロコロとしているので、上手に座るためにはコツがいります

正面から入って左手にある僧堂。この中で、坐禅修行を行います。修行しているお坊さんは、ここで寝泊りしています

正面にある山門を裏から見た様子。この山門は、総ケヤキ作りで、高さ17メートルの大きさです
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坐禅なんて柄じゃないけれど、多くの能登ファンのためなら、今年度も体当たりで頑張るぞ! というわけで、今回は門前町にある總持寺祖院(そうじじそいん)に行ってきました。 總持寺祖院は、約700年前、元亨元年(1321年)に、曹洞宗の僧である瑩山紹瑾が開いた由緒ある古刹。まず、副住職の高島仙龍さんから、坐禅の意味や心得をうかがいます。開祖の道元は、坐禅を心身が安定して調和し、真実の自分が見つかるものと教えています。坐禅初体験の私には、そんな悟りの境地は無理だけど、坐禅を組んで瞑想することで、ストレスで疲れた心を癒やしたい。
この日、坐禅に挑戦したのは私一人。ジャージなど楽な格好に着替え、ひんやりと薄暗い僧堂に入ってスタートです。自分の座る場所に手を合わせてお辞儀した後、70cmぐらいの高さの座敷に上がり、「坐蒲(ざふ)」と呼ぶ小さな座布団に座ります。
テレビや写真などで見慣れている坐禅。これを、いざ実際にやってみると、以外と難しいんです! まず、日ごろの運動不足ですっかり硬くなった両足を交差させようとしても、左の写真のようにはいきません。やっと足を組んだと思ったら、この格好で45分とは… まだ始まったばかりなのに、すでに足はしびれ、なんとも前途多難な雲行き…
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「これじゃ集中して瞑想できない」との不安も、だんだんと体が慣れてくることで消えていきました! 僧堂内は物音ひとつしない静けさ。ですが、凡夫には、この静かでゆっくりした時間の流れが、まもなく睡魔となって襲いかかるのでした。「寝ちゃだめだ」と思えば思うほど、まぶたは重くなってきます… そんな私の空気を察した高島さんの気配が後ろに。その瞬間、右肩に響く衝撃が! 「う〜ん」。正直、これほどの痛さとは。トロ〜ンとしていた目が一気に覚め、しゃきっとなりました。
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気合いを入れ直し、目の前の真っ白な壁を凝視するように瞑想を続けると、なんだか心がすっきりと晴れるような不思議な感覚に包まれてきました。そうこうするうちに、終了の合図である鐘の音が「ゴーン」。体に染み入るかのような厳かな音に、はっとわれに帰る私がいました。ありがたや、ありがたや。
ところで、總持寺祖院では、坐禅の体験(要予約)や見学ができるだけでなく、坐禅、掃除、法話に手づくりの精進料理も味わえる1泊2日の修行コースもあります。この春は、毎日の忙しさから解き放たれ、一度、坐禅に触れてみるのもいいですよ。
總持寺祖院
[住所] 鳳珠郡門前町門前1-18
[TEL] 0768-42-0005(総受付)
0768-42-1515(観光受付)
[営業時間] 8:00〜17:00
[定休日] 無休
[料金] 坐禅体験(約2時間) 300円
(事前に電話確認、ファクス(0768-42-1002)で予約)
1泊2日コース 6500円
見学 400円
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