
水の中にカニを入れ、本物のように小さく動かし、タコを誘います

捕れたばかりのタコ。吸い付く力がとても強いので、気をつけましょう

このように、2本の竿を持って、岩場を中心にタコを探します

大瀧さんがごちそうしてくださった貝。小さいけれど、まるでサザエのような歯ごたえと風味

ラブロ恋路の副支配人でもある、指導員の大瀧信男さん。何でも教えてくれる気さくな方です
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うだるような夏の暑さも徐々に和らぎ、秋らしくなってきた9月。
今回の「のとホットライン」は、この時期にしかできない能登町の「タコすかし」をレポートします!
タコすかしは旧内浦町に古くから伝わる独特のタコ漁で、産卵のため岩場に寄ってきたタコを疑似餌で引っかけて捕ります。
漁名の「すかし」とは「だます」という意味であり、全国的にも大変珍しい漁でということで、意気軒昂、行ってまいりました。
このタコすかしが体験できるのは、能登町の「ラブロ恋路」。
指導してくださるのは、生まれも育ちも内浦の大瀧信男さんで、小さいときから「タコすかし」一筋の名人です。
その大瀧さんの両手には2本の竿。一本の先には疑似餌となるカニのおもちゃ、もう一本の先には熊手がついています。
タコが身をひそめる岩場や穴などにカニのおもちゃをはわせ、タコがエサと勘違いしてつかんだときに、熊手のついた竿で捕まえるというわけ。
本物のカニが歩いているように疑似餌を動かすのがコツとのアドバイスを受け、ふくらはぎまで海に入り、見よう見まねでおもちゃのカニを水中で動かす私。
しかし、タコのアタックはまるでなし。「本当にタコがいるの?」
とけげんな顔の向こうで、早くも大瀧さんから「ホラ、かかった!」との大瀧さんの声。なんと生きたタコが大瀧さんの持つ竿に絡みついています!
タコを間近に見ようとした瞬間、タコがピュッと墨を吐き、私の服にかかってしまいました… /(-_-;)
実際にタコが釣れたのを見て、一段と力が入り、「これは!」と思って竿を引き上げるものの、かかってくるのは海藻ばかり。
腰まで海につかって岩場を歩き回り、あちこちのポイントで試しましたが、いずれも空振りに終わりました。
ついには、ピンク色の石さえタコに見えてしまい、熊手を石にひっかけてしまう始末です。 (ToT)
疲れた表情の私を見て、大瀧さんが「これ、食べてみまっし」と小さな貝を差し出してくれました。この辺りの岩場で捕れる貝で、生のまま食べられるのだとか。
恐る恐る口にすると、コリコリとした歯ごたえと鮮烈な潮の香りがたまらなくおいしい! (^_^)
おかげで元気になり、漁を再開。いつの間にか雨がやんだことにも気づかないぐらい熱中してしまいました。
そして、磯を優しく洗う波の音しか聞こえない海に、心がだんだんと安らいでいきました。
結局、今日の釣果は大瀧さんが最初に捕った1匹だけ。
能登の豊かな自然を感じることができ、それだけで大満足でしたが、「自分で捕ったら3倍は楽しいよ!」との言葉に、「絶対リベンジを」と誓った次第。
ラブロ恋路では、宿泊客はもちろん、タコすかしを体験するだけの人も大歓迎だそうです。
タコすかしの後は、日本海を一望できる露天風呂にも入れるので、身も心もポカポカになれます。
また、タコすかしだけでなく、夏は野菜のもぎ取りや豆腐作り、秋は地引き網などの体験も可能なので、四季折々の能登の楽しみをラブロ恋路で満喫してみてください!
(DATA)
[問合せ先]体験交流施設 ラブロ恋路
[住所]石川県鳳珠郡能登町恋路3-18
[電話] 0768-72-1234
[FAX] 0768-72-0270
[ホームページ] http://www.lovero-koiji.jp/
[料金]タコすかし=1000円/大人(中学生以上)1泊=4200円〜、入浴=400円
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