
とても活気あふれるセリの様子。仕事のじゃまにならないよう、くれぐれもマナーを守って見学してください

ズラリと並んだ青いトレーには、アジやカレイ、タコなど大小さまざまな魚介類が入っています

見るからにおいしそうなブリ。白い紙に書いてある青い字はブリの重さです。左のブリは13.1kgもある超大物

ブリの刺し身はワサビを少しつけて、ホカホカのご飯と一緒に食べると最高においしいですよ

定番のメニュー、ブリの照り焼き。脂がたっぷりのり、大根おろしをたっぷりつけていただくのがおすすめ
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とうとう師走も半ば、正月が待ち遠しくなってきました。北陸では、魚介類の身が引き締まり、脂ものって最高の時期。今回の「のとホットライン」は、能登町・宇出津漁港のセリを取材し、まさに今が旬の寒ブリの豆知識も紹介します!
宇出津漁港といえば、「定置網銀座」と呼ばれる能登内浦の漁業基地。うれしいことに漁港と目と鼻の先にある市場は、事前に予約すれば誰でもセリを見学することができます。
この日は、肌がピリピリするほど寒く、ウオームビスをさらに重ね着しての出陣。しかし、ブリやシマダイ、イカなどの魚介類が、足の踏み場もないほど並ぶ場内には、セリの開始を待つ仲買人たちの熱気がみなぎっているかのよう。品定めをするプロたちの熱い視線が、僕にもひしひしと感じられました。
と、その時。「ビィー」というブザーが響きわたり、セリ人の周りに仲買人がわっと集まってきました。時計を見ると7時半ちょうど。いよいよセリが始まります。セリ人は能登町漁協の販売課長善野栄造さん。この道十数年のプロは、僕には聞きとれないような低く抑揚のない声で値段を言っていきます。まるで呪文を唱えているという感じ。すぐさま、仲買人がセリ人の言い値に応えて買い値を大声で伝え、次々とセリ落とす仲買人が決まっていきます。かなりのスピードで進むセリで、仲買人の誰がいくらつけたかを瞬時に判断しなければならない善野さんの名人芸に、ただただ脱帽です。
(・o・)
そして、いよいよこの日の目玉ともいえるお待ちかねの寒ブリの登場です。この日の水揚げは約50本と少なかったものの、ほとんどが10kg以上の大物で、見るからに脂がのっておいしそう。善野さんによると、「多いときは一日1000本以上も獲れる」のだとか。さぞかし壮観でしょう。「さあ、いくぞぉ」と善野さん。すぐに「2000円!」「3000円!」と1kgあたりの値が飛び交い、場内の熱気も最高潮に。10kgでおよそ2〜3万円。浜値でこの値段ですから、小売店の店頭に並ぶときはいったいいくらに?
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味が格別な能登産のブリは、「のと寒ぶり」の名が入った青いタグがつけられ、富山県の氷見産と並ぶ全国ブランドだそうです。
「ブリは身だけでなく、骨以外は頭も内臓も全部食べられるんですよ」と善野さんが言うように、刺し身や照り焼きのほか、アラを大根と一緒に煮込んだ「ブリ大根」や頭をまるごと焼いた「かぶと焼き」などは超がつくくらい美味。能登町では今年12月1日(木)から来年1月15日(日)まで「能登の寒ぶりまつり」を開催中で、おいしい寒ブリがいただけます。町内の民宿や飲食店19店で、寒ブリの刺し身や照り焼きなどが味わえる定食が3000円。さらに、もっとブリを堪能したい人向けに5000円からの会席コースもあります。いずれも要予約で、予約時に予算や希望を受け付けてくれるので安心。さらに、セリの見学を世話してくれる民宿もあるので、ぜひ体験してみてください。
[特別企画]
ブリのトリビア、名づけて
「ブリビア」教えます!
ブリは、大きさによって、「コゾクラ」「フクラギ」「ガンド」などと名前を変える出世魚。能登では、娘が嫁入りした際に、お歳暮としてブリ1匹丸ごと嫁ぎ先に送り、半身を切って返してもらうという風習があります。スーパーなどでは、近年、養殖のブリが主流となっていますが、ずんぐりと太った養殖ものと違い、天然のブリは引き締まった体形をしており、力強く海を泳ぐため、尾びれが養殖ものより大きいのが特徴。もちろん、味の違いは言わずもがな。ブリを買われる際は、ぜひ参考にしてくださいね。
【各問い合わせ先】
(能登町・宇出津漁港のセリ見学)
能登町漁協
TEL:0768-62-1321
※要事前予約、団体は不可
(能登の寒ぶりまつり)
開催日時:12月1日(木)〜2006年1月15日(日)
能登町商工観光課
TEL:0768-72-2505
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