まだまだ寒い日が続きますが、時折のぞく暖かい太陽が、だんだんと近づく春を感じさせてくれます。今回は、3月中旬から4月上旬にかけてシーズンを迎えるかれんな「雪割草」や山菜など、春の能登の魅力をひと足早くお届けします!
雪割草は、正式には「オオミスミソウ」といい、日の少し陰る丘陵や山間部などに育つ山野草で、白色のほか、薄紅色、紫色などがあり、そのかれんな姿が春の訪れを告げます。特に、豊かな自然林が残る輪島市門前町の猿山岬は、この雪割草の群生地として知られ、3月中旬から色とりどりの花で覆われます。
今回、雪割草について教えてくださったのは、自家製豆腐と手打ちそばの店「能登手仕事屋」を地元で営む星野正光さん。生まれも育ちも旧門前町の星野さんは、今から約35年前、猿山岬を散策途中、偶然、雪割草の群生地を見つけたそうです。後日、植物学者を案内したら、「雪割草の群落がこれだけ手つかずで残っているのは世界でも珍しいよ
(@o@)!」と言われ、2度びっくりしたのだとか。
もっとも、猿山岬の雪割草にもピンチはありました。能登半島国定公園の特別保護地区に指定されているにもかかわらず、人気の山野草として盗掘が相次ぎました
(ToT)。 このため、旧門前町では町雪割草保護条例を制定するとともに、地域住民たちがパトロールにも出て保護してきました。「日本一の群生地」と星野さんらが胸を張る陰には、このような努力が続けられてきたのです。
おススメの雪割草の観賞スポットは、猿山灯台付近。遊歩道が約3.4kmにわたって整備されており、1時間半ほどで回ることができます。そして、ピーク時には、遊歩道がいっぱいになるぐらいの人気。ただ、残念なのは、今でも盗掘していく不心得者が絶えないこと。雪割草が一面に広がる景色は、猿山岬でしか楽しめない貴重なものなので、ぜひこのままの姿で守っていきたいものです。どうしても欲しい人は、開花時期に合わせて雪割草の苗が販売されるので、そちらを買って育ててみましょう。
また、門前では、タラの芽やワラビ、ゼンマイ、山ウド、コゴミ、行者ニンニク、ノブキなどの山菜がたくさん採れます。6月上旬からは野イチゴが旬を迎え、さまざまな山の幸が楽しめます。もちろん、山菜採りもマナーが一番。マナーをしっかり守れる能登ファンに限り、星野さんの都合がつけば案内をしてくださるそうです!やった〜
(^o^)! しかし、自然が相手だけに、収穫は当たり外れがつきもの。「いつも生えているわけではないので、そこのところを分かってくれる人じゃないとダメですよ」と星野さん。さらにうれしいことに、星野さんからは「ランやクガイソウ、シャクヤクなどの花が咲いている場所も案内します」とのコメントもいただきました。希望される方は、0768-42-1998(能登手仕事屋)まで電話してみてください。
この春は、能登で雪割草に癒やされ、おいしい山菜に舌鼓を打ってみるのも乙なもの。どうしても出かけられない人のため、後日、山菜採りの体験レポートをのとホットラインでアップする予定ですので、お楽しみに!
【問い合わせ】
能登手仕事屋
TEL:0768-42-1998
FAX:0768-42-1997
住所:輪島市門前町總持寺通り
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