1月から3月ごろ、志賀町の増穂浦には「幸せを招く貝」と言われる桜貝がたくさん砂浜に打ち寄せられ、誰でも簡単に拾うことができます。今回の体験レポートでは、貝殻を使った工芸品の制作に挑戦しました!
桜貝は、「増穂浦の宝石」と呼びたくなるほど美しい貝です。大きくても1cmほどで、透き通るように薄く、その名の通り桜のようなピンク色が印象的。今回の先生は、志賀町で桜貝を素材にしたオリジナル工芸品を作る濱口初美さん。貝工芸一筋、35年のキャリアを誇る名人です。
今回、チャレンジしたのは、テーブルの上などに飾る額入りのインテリア小物です。まず最初に、貝の中から好きなものをピックアップ。桜貝だけでなく、ホタテ、巻貝、二枚貝など、いろいろな種類の貝を上手に組み合わせることで、チョウ、カメ、花、鳥などが表現できます。
「せっかくだから、こだわったものを!」と思い、桜貝を尾羽にして、優雅に飛び立つ鳳凰を作ることにしました! ですが、チョイスした貝を紙の上に置いて構図を考えるのがなかなかやっかい。ほとんどの貝が2〜3cmと小さく、わずかの力ですぐ動いてしまうからです。そして、桜貝を手に取ってびっくり!まるでコンタクトレンズのように薄く、慎重に扱っても割れそうなほどなんです。不器用さも手伝い、貝の扱いに悪戦苦闘する僕を見かねて、濱口さんから「大体でいいですよ、貼り付けるのは後だし」とのフォローが。
配置が決まったら、貝に木工用ボンドをつけて額の中に入れる紙に貼っていきます。ずんぐりと丸い巻貝を頭、細長い巻貝をくちばし、二枚貝を翼に見立ててイメージに沿って貼っていくと、あら不思議! 初心者なりに鳥のようになってきたではありませんか (@o@)。
喜ぶのはまだ早い。作業はここからが正念場。尾の部分にデリケートな桜貝を貼らなければなりません。「尾の先端から貝を貼り付けて、順に胴体に近づけていくように」との指導。さらに、「ピンセットでつまんだ方がいいよ」と言われて試してみたものの、ピンセットを握る手が震え、思ったとおりの場所に置けない始末。
それでも悪戦苦闘しながら桜貝を何と20枚近く貼った末に、めでたくゴージャスな尾が完成!空いたスペースにラメ入りの糊で絵も描き、ついに力作「鳳凰の舞い」ができ上がりました。もう満足、満足です v(^O^)v。
このほかにも、桜貝・小貝クラフトでは、桜貝を使ったキーホルダーやしおりなどが作れます。体験は、少人数の場合は志賀町の能登ロイヤルホテルで行われますが、人数や時間に応じて場所の変更にも対応してくださるそうです。もちろん、自分で拾った貝を材料にすることも可能。貝工芸体験はシーズンを問わず一年中できるので、能登を訪れた際はぜひ試してみてくださいね。
【体験DATA】
桜貝・小貝クラフト
TEL:0767-45-1066
(体験場所は応相談)
※体験場所・桜貝工芸品販売所
能登ロイヤルホテル
住所:志賀町矢蔵谷ラ1
TEL:0767-32-3111(代)
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