春の息吹と鼓動があふれる4月。今回は、輪島市門前町の猿山岬周辺で、旬を迎える山菜採りをたっぷり体験してきました!
今回の案内人は、2006年2月号にも登場した、自家製豆腐と手打ちそばの店を門前町(輪島市)で営む星野正光さん。40年以上にわたって門前の山々を散策し、山菜のありかを知りつくす「名人」です。
總持寺に近い星野さんの店から車で5分も走ると、辺りはもう山間地のたたずまい。車を止めて林の中に入っていった星野さんから「あったぞ」との声があがりました。指さす先には、高さ10cmほどのコゴミというゼンマイに似た山菜があり、意外なくらいあっけない発見に肩透かしを食らった気持ちになりました
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スーパー以外では初めてお目にかかったコゴミ。周辺をじっくり見ると、何十本も生えていることに気づきました!星野さんから、「下の黒い株は絶対にとらないように。そこから次のコゴミが生えるんやから」と注意を受けながら、慎重に摘んでいきます。僕が二、三本を摘む間に、星野さんは何十本も採っていて、さすがに名人にはかないません…
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山の中を進み、急傾斜地が現れると、ここではシソのような形をして、茎の部分が少し赤みを帯びた「ソバナ」を探します。星野さんによると、能登の人はあまり食べないけれど、酢の物などにするとホロ苦い味わいでおいしいのだとか。「地面を注意深く見て」とのアドバイスに従い、転ばないように注意しながら歩いていくと、地表からわずかに伸びるソバナをついに発見!ソバナをはじめ、食べることのできるたくさんの山菜を見分け、しかもおいしい食べ方を見つけた昔の人には頭の下がる思いがしました。
こんな長い時間を車の音ひとつしない自然の中で過ごしたのは、久しぶりでした。体はクタクタですが、心がとっても晴れやかになりました
(^o^)。 山からの帰り道、星野さんが急に車を止めてシャベルを片手に道路脇へ。なんと、そこには薬味などに使われるアサツキが生えていて、星野さんの目の良さにもビックリ。おいしい山菜が身近に生えている能登の豊かさがうらやましいと同時に、これまであまり自然を見つめてこなかった自分に気づかされました。
今年は例年より寒かったため少し遅れているそうですが、能登ではこれからノブキやワラビ、ゼンマイ、山ウド、タラの芽などが旬を迎えます。ただし、山菜採りで一番大事なのはマナー。全部根こそぎ採ってしまうと、来年から生えなくなってしまうので、採るのは家族で食べる分にとどめておきましょう。このマナーを守れる人なら、星野さんの都合が合えば案内してくださるそうです!詳しくは、能登手仕事屋(TEL:0768-42-1998)まで問い合わせてみてくださいね。また、春の山菜シーズンには、入荷があったときだけ100円で山菜を味わえる小鉢も登場するそうで、チャンスがあれば、こちらもぜひ味わってみてください!
【問い合わせ】
能登手仕事屋
TEL:0768-42-1998
FAX:0768-42-1997
住所:輪島市門前町總持寺通り
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