
蒸しあがった加能ガニ。ゆでるときは、海水と同じ濃度の塩加減にするのがポイント
ゆでたり蒸して熱を通した加能ガニ。ハサミの部分の身は弾力が強く、独特の歯ごたえが楽しめます

白と緑のミソは珍味として喜ばれ、カニ酢の代わりに使う人もいます

カニフォークがない場合の裏技。カニのハサミを使うと、足の細い部分の身までうまく取れます

新鮮な加能ガニは、ぜひ刺し身にして食べたいもの。ジューシーな甘みがやみつきに
生ガニを炭火で軽くあぶれば甘みが引き立ちます。このとき、焼きすぎると身が硬くなってしまうので注意
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北陸の冬の幸を代表するズワイガニ漁が、いよいよ11月6日に解禁になりました。そこで、今回は石川で獲れたズワイガニのおいしい食べ方を紹介します!
石川県では、今年から県内の漁港で水揚げされたズワイガニを「加能(かのう)ガニ」のブランド名で全国に発信しています。ぎっしりと身の詰まった本物の証しとして、加能ガニには水色のタグが目印につけられています。
この本場の加能ガニを手軽に堪能したいなら、現在、珠洲市内の15の宿泊・飲食施設で実施中の「奥能登珠洲まるかじりキャンペーン」が超オススメ。水揚げされたばかりの加能ガニを使ったカニ料理5品に加え、店オリジナルのカニ料理3品がつくフルコースが10,500円から食べられます。今回は珠洲市飯田町の「灯りの宿
まつだ荘」におじゃまして、うれしい体験をしてきました!
まつだ荘の流儀は、カニをゆでずに1匹まるごと蒸しあげるのだそうで、ご主人の松田恭造さんによると「ゆでるより味が落ちないから」とのこと。まずはシンプルに、三杯酢でカニの食感とうまみをいただくことに。カニ足の殻には切れ目が入れてあり、割ってカニフォークを使って身を取り出します。上品な甘みが口いっぱいに広がり、「くううっ、うまい」
(^▽^) !
こうらの内側についている緑色、白色のカニミソがまた絶品!おっ、いいものだけあって、ミソもたっぷりと詰まっています。目にも止まらない速さで口に運ぶ私。う〜ん、本当に幸せ…
(^p^) 恍惚とした表情ではしを進める私に、松田さんがいつの間にか、こうら酒を用意してくれていました。これは、温めた日本酒をこうらに入れたもので、ミソと一緒に混ぜて飲めば、カニのうまみと日本酒の芳醇な香りが口いっぱいに広がり、思わず「もう1杯!」(^o^)/
これで終わりでないのがカニざんまいのすごいところ。なんと加能ガニの生が登場し、今度はカニ刺しと焼きガニです。カニ刺しは足の殻を包丁でそぎ落とし、あらわになった身を湯通しすれば完成。湯に通した瞬間、花が咲いたように変身した身をこれまた速攻でいただきま〜す!
弾力満点の身からは、蒸しガニをはるかに上回るジューシーな甘みがたっぷりと。去年、居酒屋で食べたあのカニは何だったんだとの衝撃が舌をふるわせます…
(^_^)。残った胴体や足を今度は炭火であぶり、焼きガニにしてくれる松田さん。「熱を加えすぎず、軽くあぶって半生にすれば、甘みが増す上、歯ごたえも楽しめますよ」
なんと料理はまだまだ続きます。今度は、足と野菜を一緒に煮込んだカニ鍋、カニ身を使った茶碗蒸し、それに仕上げにカニ飯。こんなカニ責めなら毎日でも責められたい。もうほとんど余すことなくいただけるカニには感謝の言葉しかありません。
ほぼ2ハイのズワイガニを腹いっぱい平らげた私を見て、松田さんいわく、「今度、能登に来たときは雌の香箱(こうばこ)をぜひ味わってくださいね」。松田さんによると、こうらの外についたオレンジ色に輝く卵の「外子」と内側にあるミソの「内子」が絶品なんだそうです。雄に比べ、価格がうんと安いのも魅力です。香箱ガニの漁期は翌年1月10日(ズワイガニは3月20日)までに限られているので、食べるのならお早めに。
これからの季節は、珠洲だけでなく能登の多くの料理店で新鮮な加能ガニが味わえます。この冬は、能登で最高の加能ガニをぜひ一度!
おいしいカニを
土産に買って帰ろう!
カニを選ぶときは、まず、重さを確かめます。同じ大きさなら、重いほうが身がつまっています。こうらの裏を押し、へこまないものが新鮮ですが、カニは傷みやすいので、ちゃんと店の人の了解をとってからにしてください。また、こうらにへばりついた黒い点は「カニビル」の卵で、脱皮して間もないカニにはついていません。カニビルのついたカニは身が詰まっており、これもいいものを選ぶ目安のひとつになります。
(DATA)
灯りの宿 まつだ荘
住所:珠洲市飯田町26-42-1
TEL:0762-82-1117
FAX:0768-82-6117
奥能登珠洲まるかじりキャンペーン
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