今年も暑い夏が「 やって 、キターーーー! 」\(^o^)/
能登の夏といえば、なんと言っても「キリコ祭り」。今回は、「能登キリコ祭り」のトップを切る、能登町(のとちょう)の「あばれ祭り」を管理人Cと管理人Eのコンビが体当たり取材してきました。
「あばれ祭り」は、能登キリコ祭りの中でも特に激しい祭りだと言われ、キリコ祭りが初体験の管理人Cはもうドキドキ、ワクワクの大興奮です (^o^)/
ここでキリコ祭りについて、ちょっと説明しましょう。
「あばれ祭り」を皮切りに能登各地で開催される「キリコ祭り」は、能登を代表するお祭りです。キリコ(切籠)と呼ばれる巨大な灯籠(とうろう)を、威勢のいい若衆が担ぎ町中を練り歩きます。
キリコとは山車(だし)の一種である切子灯籠(きりことうろう)の略称で、大きさは4、5メートルのものから14メートルクラスの巨大なものまでさまざまです。
まさに、祭りに華を添える祭礼の大道具です。
祭り当日の7月3日、管理人コンビが向かったのは能登町宇出津(のとちょううしつ)。目に飛び込んできたのは、祭り会場の宇出津港周辺にひしめき合って並ぶ圧巻のキリコでした。
今回の取材でお世話になったのが、地元、数馬酒造の数馬社長。「あばれ祭りのことなら何でも聞いてくれ」と豪語する人物です。管理人コンビは、数馬さんが所属する新村本町のキリコを担がせてもらうことになりました。初めてキリコを間近でみた管理人Cはその大きさにビックリ!
「エー!これ、本当に担げるの?」って感じです。
数馬さんの説明では、「このキリコの高さは7メートル、重さは600キロ。以前、能登町からよその町へ出向いてこのキリコを担いだけど、キリコが高すぎて電線が引っかかり、電線と電線の間しか移動できなかったんだ。だから、能登町は祭りのために電線を高くしてあるんだ」とのこと。
また、「キリコに描かれている紋章や三文字の漢字もキリコごとにそれぞれ違うんだ。今回担ぐ新村本町のキリコには『一つ巴(水に関係するらしい)』の紋と『悠久和(みんな仲良くの意味)』の文字が書かれているんだ」など、キリコについていろいろ教えてくれました。
うーん、勉強になるなー。
さて、キリコを担ぐ準備です。数馬さんから法被(はっぴ)とひもの付いた小さな座布団を渡されました。「この座布団は一体なに?」と思いましたが、実はこれが重要アイテムだったのです。
夜8時30分、キリコ出発の合図の花火があがります。能登町役場の前に設置された5本の大松明(おおたいまつ)を目指し、一番手のキリコから順番に動き出します。キリコは全部で40基以上も出るそうです。
出発の順番は毎年変わるらしく、今回、管理人コンビが担ぐ新村本町のキリコは最後。まさに“おおとり”でした(紅白歌合戦でいえば、大御所の北島三郎のポジションかな)。
早く出発しないと5本ある大松明が全部燃え尽きてしまうのではと心配しましたが、9時過ぎ、いよいよ出発の時が来ました。
「肩を入れろ! 行くぞ!」のかけ声でキリコを担ぎ上げます。しかし、担ぎ手のタイミングが合わないと持ち上げることもできません。再度、タイミングを合わせてトライします。
エイヤッ↑(/>_<)/ 今度はしっかり持ち上がりました。その瞬間、肩と足にズシリとキリコの重みが伝わります。何十人もの担ぎ手がいましたが、日頃から運動不足の管理人コンビにはかなりきつい。「ウ〜、重い」。
「さっき渡された座布団は、キリコを担ぐとき棒と肩の間に入れるクッションだったのか」と、担いだ時にその役割とありがたみが分りました。
キリコの上には子供たちが何人も乗り、鉦(かね)や太鼓を打ち鳴らします。「テテンコテンテン・テコテンテン」という太鼓の音に合わせ、「いやさか、よっせ。さかよっせ」のかけ声でキリコが乱舞します。数馬さんの説明では「ますます栄えよ」という意味だそうです。キリコが激しく動くので、管理人コンビはその動きについて行くのがやっとでした。
何基ものキリコが町中を所狭しと乱舞し、行進する姿は壮観でした。
管理人コンビの担ぐキリコが大松明の前に到着し、いよいよ祭りはクライマックスに。2本の大松明が勢いよく燃え、近づくとすさまじく熱い。まるで火事場のような熱気で、担ぎ手のボルテージも最高潮です。
2本の大松明の周りを何基ものキリコがぐるぐる回ります。大松明の巨大な炎とキリコの灯が競演し、あたりは異世界に紛れ込んだかのような眺めでした。
ところが、火の粉がバチバチとはじけ、こちらに向かって飛んできます。そして火の粉が顔に・・・。初心者の管理人コンビは思わず「アチッ」と声が出てしまいます。一方、地元の人はやはりすごい。むき出しの背中に火の粉が当たろうが全然動じません。祭りのやけどは勲章なのだそうです。
2時間以上もキリコを担いでいたため最後の方はヘロヘロでしたが、キリコを担いでいる時の熱気と活気と充実感は日常生活では味わえないものでした。もしかしたら、やみつきなってしまったかも?
「あばれ祭り」は2日間にわたって開催されます。2日目はキリコを従えた2基の神輿がお宮入りの途中で暴れ回り、最高潮を迎えるそうです。
今回、紹介した「あばれ祭り」のほかにも、キリコの大きさと威勢のよさが魅力の「石崎奉燈祭」(七尾市)、キリコが海に入る「沖波大漁祭り」(穴水町)、華麗な輪島塗のキリコが林立する「輪島大祭」(輪島市)、キリコも担ぎ手も華やかな色彩で身をつつんだ「蛸島キリコ祭り」(珠洲市)など、各地で繰り広げられます。
なお、「あばれ祭り」を皮切りに、祭りや食の魅力を全国に発信する「能登ふるさと博」が10月31日まで開催されます。祭りや食べものなど、能登の魅力が満喫できるので、この夏はみんなで能登へ行ってみるべしです。 |